美瑛の風景と一緒に味わうカフェ〈cafe BIEI -good day-〉

なんてことのない一日でも、少し落ち込むことがあっても。この丘に来れば、いつでもちゃんと元の自分に戻ってこれる。cafe BIEIは、そんな安心感のある場所です。旅人だったオーナーの小田さん自身が、惚れ込んだ美瑛の好きなところが丸ごと伝わってくるようです。(取材時期 /2018年10月25日)

Shop Data

Café BIEI -good day-
住所 美瑛町大村大久保協生(北西の丘展望公園前)
※駐車場は北西の丘展望公園駐車場をご利用ください。(無料/約30台)
電話番号 0166-74-8307
営業時間 11:00〜16:00(L.O.15:00)※食材がなくなり次第終了。

定休日 火、水曜、不定休
URL https://www.instagram.com/cafebiei/?hl=ja

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2019年、もっとも人気の高かったメインのおかずを、自家製のパオ(台湾系蒸し焼きバンズ)に仕上げました。

オーナーの小田栄治さん。

「美瑛の風景」をつくる人になりたくて

店の前には駐車場がない。スペースは充分にあるのに、車を一切入れないようにしているのだ。「“畑の中にあるカフェ”を、どうしても実現したかったんです。ここに車が並ぶと風景が全然違うものになっちゃう」。そう話すのは、オーナーの小田栄治さん。ペンション「スプウン谷のザワザワ村」を営みながら、7年前から自身の農場を耕し、農業者としての顔も持つ。「美瑛の風景に惹かれて移住してきたので、その風景をつくる農業者になることに強い憧れがありました」。

青い空の下に広がるワイン用のブドウ畑、ミニトマトが育つビニールハウス、トウモロコシ畑。美瑛の風景の一部となっ取材た小田さんの農場の真ん中に、2018年6月、cafeBIEIがオープンした。

胸いっぱいに吸い込む、農場の空気が気持ちいい

大きな道路から店までは、木の柵に囲われた小径が導いてくれる。吹き抜ける風を感じながら歩いていくと、ログハウス調のカフェに到着する。店内には大きな窓から日差しがたっぷりと降り注いでいた。木やレンガをあしらった温かみに溢れた空間。麦の穂やドライフラワー、ランプなどの小物からも、店主の優しい人柄や遊び心を感じ取れる。

メニューは3種類のランチプレートとドリンク各種。自家製プロシュートコットのランチプレートを注文して数分後、運ばれてきたのは木のプレートに彩りよく盛り付けられた野菜や肉。メインはもちろんプロシュートコット(低温熟成ハム)で、町内の養豚農家から仕入れた豚肉を店で調理しているという。サラダ、グリル、マリネ、オムレツ、ポタージュには旬の野菜を使って。それに、道産小麦粉で作る天然酵母パンも付く。

周囲の農場で育つ食物をいただける幸せをゆっくりと噛みしめる。しかし、ここでの幸福な時間はそれだけではない。ご飯が来るのを待つ時間、食べた後にひと息つく時間。普段だったら持て余してしまう時間さえも、ここでは有意義で、小田さんの背中を押した風景が、訪れる客の背中をも押してくれるのだ。

カフェは小田さんと長く勤めるスタッフのほぼ2人で基礎から造り上げていった。
春から秋にかけてはテラス席も開放されるので、まさに畑の真ん中で楽しむランチタイムが実現する。

この記事の掲載号

northernstyle スロウ vol.57
「自然がくれる薬箱」

自然の力を借りて自分らしく心豊かに暮らす人たちの暮らしの知恵を集めた。漢方や薬草、湯治など、北海道流東洋医学を特集。

この記事を書いた人

スロウ日和編集部

スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。