春から秋にかけて通行できる、道北のまっすぐな地平線〈エサヌカ線〉

猿払村と浜頓別町を繋ぐエサヌカ線。そこには、吸い込まれるようにまっすぐな地平線が広がります。まるで空と道が混じり合って一体になっているような、不思議な情景に見入ってしまいました。国道238号線と並行して、オホーツク海側に走るエサヌカ線は、道北を旅するライダーの間でツーリングの聖地として話題となっています。

冬は雪に覆われ、通行止めになるエサヌカ線。春から秋にかけては、両側に広がる広大な牧草地に何台ものトラクターが走り回り、牛の餌となる牧草ロールがコロコロと、果てしなく転がっている風景に出合うことも。人の営みや季節によって周囲の景色が変わっていく中で、いつでも変わらずにスッと伸びる一本道に、しばし見惚れます。

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エサヌカ線
住所 猿払村浅茅野台地

(取材時期 2020年7月10日)

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スロウな旅北海道⑩

北海道で暮らす私たちが思う「心豊かになれる旅」を提案。全道エリアを対象にした3泊4日のドライブルートや体験型・滞在型のツアー情報。パン屋や温泉、宿など旅の目的地として魅力的なスポットを紹介します。

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スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。