大好きな奥尻島と灯台の思い出〈cafe faro〉

cafe faro(ファーロ)は、2018年にオープンした奥尻島の小さなカフェです。オーナーの禿(かむろ)あゆみさんは、奥尻島出身。一度地元を離れて東京のカフェで働いた後、大好きな地元へUターンし、念願だったカフェをオープンさせました。店名のファーロは、イタリア語で「灯台」という意味。地元への思いが込められています。ふわっと溶けるようなパンケーキなどのスイーツや、オムライスなどの食事も楽しめます。個室もあるので、お子さま連れも安心です。

Shop Data

cafe faro
住所 奥尻町奥尻792
電話番号 01397-2-7635
営業時間 11:00 ~16:30
定休日 木・金曜
URL Instagram:@cafe_faro

低温でじっくり蒸し焼きした『パンケーキ』は、しっとりふわふわ。

離島ドライブの途中、甘いものでほっとひと息

奥尻島ドライブの途中、甘いものでひと息つこうと訪れたのは、市街地にあるcafe faro。店内にはコーヒーのいい香りが立ち込め、窓や棚の片隅に灯台をモチーフにした雑貨が多く並ぶ。

禿さんの仲間たちが製作した小物も並ぶ。

「奥尻の稲穂地区という所で育ったんですが、そこから見える灯台に思い入れや、家族との思い出がたくさんあって。店名の『ファーロ』も、イタリア語で灯台という意味なんです」とは、店主の禿あゆみさん。2018年に奥尻へUターンし、店を開いた。

注文したパンケーキは、口の中でふわっと溶けるような優しい食感。オムライスなどの洋食やパフェ、それから飲み物も種類豊富に揃う。「地元のことが本当に好きで。世代を問わず、みんなに楽しんでもらえる店にしたい」。島民が思い思いの時を過ごすカフェには、温かい時間が流れていた。

禿さんに聞く、奥尻島旅のオススメ

「奥尻はやっぱり、海と山と夕日がいいですね。特に夕日は場所ごとに違う景色が楽しめるので、のんびり滞在して日ごとに巡ってもらえたら」。禿さんが子どもの頃から、友人や家族と眺めてきた神威脇地区と稲穂地区からの夕日のすばらしさを、おすそ分け(いずれも写真提供/禿さん)。

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スロウな旅北海道⑩

北海道で暮らす私たちが思う「心豊かになれる旅」を提案。全道エリアを対象にした3泊4日のドライブルートや体験型・滞在型のツアー情報。パン屋や温泉、宿など旅の目的地として魅力的なスポットを紹介します。

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スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。