ようこそ、温泉美術館へ〈おとべ温泉 いこいの湯〉

「温泉美術館」。なんと引きの強いワードでしょう。温泉に浸かりながら、芸術を味わう。おとべ温泉いこいの湯には、乙部町出身の画家、中川眞一郎さんが点在しています。ここでは湯の国、日本ならではであろう、一風変わった芸術の楽しみ方が叶います。

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おとべ温泉いこいの湯
住所 乙部町字館浦527-2
電話番号 0139-62-3264
営業時間 11:00~21:00

休館日 月曜
日帰り入浴
大人(12歳以上)400円、中人(6歳以上12歳未満)200円、小人(6歳未満)100円

湯に浸かり、芸術を嗜む贅沢

乙部町は、日本海側に位置する、海の幸が豊かな町だ。海沿いを走る国道229号・通称「追分ソーランライン」を函館から小樽方面へ車を走らせると、左側におとべ温泉郷の大きな看板が見えてきた。温泉宿、光林荘に併設しているいこいの湯は、宿泊していなくても気軽に入れる日帰り温泉施設だ。

ロビーや休憩室、大浴場に至るまで、さまざまな場所に絵画や陶器、彫刻作品が点在している。まるで小さな美術館のような雰囲気が、湯船まで広がっているのが面白い。温泉美術館は、芸術作品を野外展示する「街かど美術館」構想のひとつとして始まったという。展示しているものの多くは、乙部町出身の画家、中川眞一郎さんの作品だ。

源泉掛け流し100%も、いこいの湯の大きな魅力。筋肉疲労や肩こりの改善、養生を求めて、旅行者から地元民まで多くの人が訪れる。ゆっくりと浸かれる低めの温度なのも、またちょうど良い。絵画に描かれているのは、何げない日常的な風景。湯に身体を沈めながら眺めると、風や波の音が、染み入るように聞こえてきそうだ。

(取材時期 2019年4月1日)

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スロウな旅北海道⑧

北海道で暮らす私たちが思う「心豊かになれる旅」を提案。西北海道エリアを対象にした3泊4日のドライブルートや景色を楽しめるキャンプ場。パン屋や温泉、宿など旅の目的地として魅力的なスポットを紹介します。

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スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。