ゴールドラッシュに沸いた、かつての北海道。ウソタンナイ川で活発に砂金堀りが行われたのは、明治31~33年(1898~1900年)頃のことでした。ブームが去った今でも、川には小さな砂金の粒が沈んでいて、ウソタンナイ砂金採掘公園では、当時の道具と方法で採掘を体験することができます。道具は貸してもらえるし、やり方もインストラクターが丁寧に教えてくれるので安心。数分のつもりだったけれど、夢中になるうちあっという間に30分、1時間と時間が過ぎていました。
Shop Data
ウソタンナイ砂金採掘公園
住所 浜頓別町字宇曽丹
電話番号 01634-2-2346(受付時間/9:00~16:30)
開園期間 6月1日~9月30日(GW仮オープンあり)
開園時間 9:00~17:00
休園日 月曜(7・8月は無休)
制限時間 なし
料金 500円 ◎30分500円の水槽掘り体験もあり。
貸出物品(無料) ゆり板、カッチャ、特長靴、赤い布
※川が増水している場合は水槽掘りのみ体験可。川の状況はゴールドハウスに要問い合わせ(TEL.01634-5-6313)
①深く掘って、山盛りの砂利をすくってみよう
川上のほうを向き、ゆり板を川底に沈める。片足でゆり板を押さえながら、カッチャという道具でゆり板の上に砂利を乗せていく。砂金は砂利の下に沈んでいるので、できるだけ深く掘って山盛りになるまで乗せる。
②大きい石をよけて、前後左右にゆすり、砂を流す
ゆり板に乗せた砂利の中から、大きな石を拾う。石に付いた砂金が流れてしまわないように、石を板の上で洗ってよける。川下のほうを向き、ゆり板を水面まで持ち上げ、前後左右に動かす。砂金は砂利よりも重いので、砂利の下に沈む。
よくゆすったら、ゆり板の手前から水にくぐらせて、反対側に上層の砂を流していく。細かい砂と黒い砂鉄だけになるまで、この工程(大きな石をよけてゆする→砂を流す)を繰り返す。
③キラッと光る金だけを集めて、赤い布に乗せる
ゆり板に残った砂と砂鉄に水をかけると、キラッと光る砂金が見えてくる。指先で砂金を拾い集めて、水で濡らした赤い布に乗せる。採れた砂金はゴールドハウスでストラップ(1個700円)にして持ち帰ろう。
(取材時期 2020年7月10日)