道東の主要道路である国道272号線と国道243号線が交わる交差点にある「しまふくろう」。知床羅臼と釧路のちょうど中間地点にあり、立ち寄る人も多いそう。バス停も併設された広い敷地に、宿泊施設と飲食施設を備えた温泉がオープンしたのは今から10年ほど前のこと。源泉掛け流しの温泉管理からレストランまで、母娘が力を合わせて運営しています。
Shop Data
別海まきばの湯 しまふくろう
住所 別海町西春別321
電話番号 0153-77-2960
営業時間 10:00~21:30(最終受付21:00)
URL https://www.shimafukurou-makiba.com
日帰り入浴 大人(中学生以上)500円、小人(小学生以上)200円
シンプルでアットホームな空間を
町内で酪農を営む市川さんがこの場所を買い取ったのは約1年前。いずれ温泉熱で水耕栽培を始めることが目的だった。「温泉を再開してほしいという問い合わせが思いのほか多くて。施設は古いし配管もぼろぼろ。それまで私は他の場所で働いていたのですが、自分たちで改装してやろうということで戻ってきたんです」と聖母さん。もちろん温泉を扱うのは誰もが初めての経験。それも源泉掛け流しのため、微妙な温度調整など慣れるまでは時間がかかったという。
より快適な空間で温泉を楽しめるようにすることに加えて、娘の市川聖母(まりあ)さんと母の英蘭(えいらん)さんが力を入れているのはレストランの食事。「せっかく食べるなら身体に良いもの、つまり国産を中心に添加物もあまり使わずに作っています」と話す。素材を厳選し丁寧に手作りされたメニューばかり。温泉だけではもったいない。ぜひ食事と合わせて楽しんでもらいたい場所だ。
(取材時期 2018年4月1日)