小学校の先生から、モンゴルでの青年海外協力隊の活動、北海道移住とあらゆることに挑戦してきた大石陽介さんが次なる「やってみたい」を叶える場所として選んだのは、ここ下川町。移住に至ったのは、ある喫茶店での町民との出会いがきっかけでした。訪ねた当時、大石さんはオフグリッドの小屋の建設作業真っただ中。町の材木に囲まれた三角屋根の明るい空間の中、これまでのお話や、準備中の宿について聞かせてもらいました。(取材時期/2021年6月)
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ぐるっとしもかわ&A frame cabin lwor
URL https://www.gurutto-shimokawa.com
大石さんの町内お気に入りスポット 象の鼻展望台(写真下)
季節の表情が変わるタイミングや気分転換、朝早く起きた時にいったりします。
「やってみたい」が叶う場所、下川で。
下川町からあふれるやってみたい!というポジティブなパワーは、人づてに伝染し、次なる新たな夢追い人を呼びこんでいるようです。起業型地域おこし協力隊としてやってきた大石陽介さんは、主に町産材でオフグリッドの小屋を作り上げ、宿として開業する準備をしていました。
「何事もやってみないとわからないという性分で」と話す彼は、元小学校教諭。子どもたちに夢を持つ大切さを語るうちに、「教えるためには、自分自身がもっと広い世界を見なければ」と思うようになったそうです。それから、青年海外協力隊としてモンゴルの学校へ。日本に帰ってもその思いは日ごとに増し、ついには教員職を辞めることを決意。妻の地元がある北海道で新たな道を探していました。
ある日下川町へ立ち寄った時、喫茶店で町民に話しかけられたことがきっかけで、下川町が大好きになり移住。あのとき心を動かされたのは、町民とのふれあいがあったからこそ。この町の魅力である人との交流が生まれるような宿を作りたいと思うようになりました。その足掛かりとして、2020年から「ぐるっとしもかわ」というガイド業もスタート。宿とガイドを組み合わせることで、滞在を通して下川町のライフスタイルや雰囲気をまるごと感じられる場を目指しています。
「まずはやってみよう」と、自らの手と足を動かして小さな挑戦を重ねること。そんな日々が、大石さんの言葉に宿る説得力となっています。
取材時は建設中だったオフグリッドの小屋『A frame cabin lwor』は無事完成。サイトから宿泊予約も可能です。自分の時間を大切にしたいとき、いつもとは違う日常を過ごしたいとき、宿泊に訪れる方が増えているようですよ。
下川町で活き活きと自分なりの暮らしを営む人々の物語は、特集「下川町で、スロウ日和」からのぞくことができます。定期更新中ですので、ぜひ寄り道してみてくださいね。
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