心弾む黄色に包まれて、お気に入りに出合う場所〈FABLIKET〉

函館市東川町の一角にあるFABLIKETの目印は、黄色の外壁。扉の向こうにも明るい黄色に包まれた心弾む空間が続きます。ここは、「自家焙煎コーヒーと生活道具の店」。澤村朋子さんが焙煎するコーヒー、夫の貴志さんがセレクトする雑貨に出会えるスポットです。「favorite(お気に入り)」と「like(好き)」を掛け合わせて、FABLIKET。コーヒー、雑貨、ここで過ごす時間そのもの。「お気に入り」を見つけに出かけましょう。(取材時期 2022年12月)

Shop Data

FABLIKET -ファブリケット-
住所 函館市東川町11-1
営業時間 10:30~16:00
定休日 月・火曜
Instagram @fabliket_coffee_lifetool

コーヒーと、ドーナツと、お気に入りの雑貨と。

建物の内側から外側までをぐるっと包む明るい黄色は、澤村朋子さんの大好きな色。「この建物を見たとき、ここだ!って、すぐに心惹かれてしまいました」。ファブリケットの焙煎士は、明るい黄色がよく似合う、気さくで愛らしい人だ。

2022年8月にオープンしたファブリケットは、「自家焙煎コーヒーと生活道具の店」。コーヒーを焙煎するのは朋子さん、雑貨部門を担当するのは夫の貴志さん。店内はコーヒースタンドと小さな雑貨屋が併設した造りになっていて、奥のカフェスペースではゆったりとお茶することもできる。この日も、コーヒー豆を買っていく人、ドーナツをテイクアウトしていく人たちが代わる代わる訪れて、思い思いの時間を過ごしていた。

貴志さんが「ディテールが面白いもの、長く愛用していけるもの」を中心にセレクトした雑貨コーナー。食器や掃除道具など生活にまつわるものが中心で、オリジナルのマグカップなども販売している。

今でこそコーヒーを生業にしている朋子さんだが、元々はコーヒーが飲めなかったそう。「それがある日、弾きたての豆で淹れてもらったコーヒーのおいしさに驚いて。そこからすっかりコーヒーを淹れるのにはまってしまったんです。そのうち、『料理をするみたいに、もっと自分好みの味を作れないかな』と思うようになって、最終的に焙煎に夢中になってしまいました。気温の変化などで味が変わって、毎日同じにならないところが面白くて、一日中やっていたいくらい。お店を始めてからは、料理を振舞うような感覚でコーヒーを淹れています」。

現在のメニューはコーヒーとドーナツというシンプルな構成。コーヒーは、朋子さんおすすめの豆が日替わりで楽しめる。この日の豆はコロンビア。飲んでみると、あっさりと軽やかな飲み心地。ちょうど良い苦みとコクもあるので、ドーナツのお供にぴったりだ。

「favorite(お気に入り)」と「like(好き)」を掛け合わせて、FABLIKET。「コーヒー屋でも、雑貨屋でも、好きなように捉えてもらえたら。何かひとつでも、来てくれる人にとってのお気に入りが見つかる場所でありたいです」。黄色の建物の扉の向こうには、きっと日常を彩るひとさじの幸せが待っていてくれる。

スロウ日和編集部

テイクアウトでもイートインでも、ドーナツの「穴の部分」が付いてくるのが密かな偏愛ポイントです!

この記事の掲載号

northernstyle スロウ vol.74
「薪ストーブと、手づくりの冬」

北国の冬といえば、薪ストーブ。「料理」を軸に薪ストーブの活用方法や魅力を訪ねて。

この記事を書いた人

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立田栞那

花のまち、東神楽町生まれ。スロウの編集とSlow Life HOKKAIDOのツアー担当。大切にしているのは、「できるだけそのまま書くこと」。パンを持って森へ行くのが休日の楽しみ。