今、ここだけの時を。奥尻島のゲストハウス〈imacoco〉

imacocoは、2018年の春に誕生した奥尻島初のゲストハウスです。オーナーの外崎さんは、札幌出身。旅の中で得た経験から、たくさんの人と出会うことの豊かさを実感し、縁あって出合い、惚れ込んだ奥尻島へ家族で移住。奥尻島の中でも、秘境と言われる神威脇地区で、念願だったゲストハウスをオープンさせました。家族と共に自然にあふれた島での暮らしを楽しみながら、アクティビティのガイドも自ら行い、奥尻の魅力を発信しています。

Shop Data

imacoco
住所 奥尻町湯浜100
電話番号 080-3237-8988

宿泊料金 素泊まり 4,000円
URL https://okushiri-imacoco.com

外崎さんが家族と暮らしながら営む宿は海のすぐ側にある。

港向かいにあるゲストハウスへ

「今、ここにある瞬間を味わってほしい」。imacocoは、外崎雄斗さんの思いのもと生まれたゲストハウスだ。 

基本は素泊まりだが、食事は外崎さんと宿泊者が一緒に作ることも。この日はタラやホツブなどの魚介を中心に。

「昔から旅が好きで、旅の中でたくさんの経験をして。それがすごく良い経験だったから、今度は自分がたくさんの出会いをここで作っていきたいです」。元々釧路市の高校で働いていた外崎さんが奥尻へやって来たのも、たくさんの出会いが重なってのこと。そんな外崎さんのこれまでの物語については、ぜひ宿を訪ねて語り明かしてほしい。

島の自然を深く知るブナ林ガイドツアー

参加者に好評だというハンモックを張る外崎さん。

ブナ林ガイドツアー
体験時間 6:00〜8:00
料金 5,000円
定員 4名(4名以上の場合、要相談)
※予約、問い合わせはimacocoへ

翌日の過ごし方を迷っていたら、外崎さんが案内するブナ林ガイドツアーがあるとのことで、参加することに。「奥尻の魅力の一つが、きれいな水だと思います。おいしい水が飲めるのは、島の森のおかげです」と、外崎さんが歩きながら話し出す。

「奥尻って海の印象が強いと思うんですけど、実は島の面積の8割が森林なんです。中でもブナの森は保水力が高いと言われていて、土壌も豊か。この森のおかげで、安定した水が僕たちの暮らしに供給されているんです」。改めて足元を見ると、地面はふかふかと落ち葉が幾つもの層になっている。この土壌が蓄えた水が長い年月をかけて、島で暮らす人々のもとへ届いていることが実感できた。

島の自然を知った後は、ハンモックでひと休み。コーヒー片手に木々のざわめきや、外崎さんが語る奥尻の更なる魅力に耳を傾ける。

imacocoのアクティビティ

ブナ林ガイドツアー以外にも、さまざまなアクティビティを提供している。参加すれば、島の魅力を思う存分楽しめること間違いなし!詳細はサイトから確認を。

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スロウな旅北海道⑩

北海道で暮らす私たちが思う「心豊かになれる旅」を提案。全道エリアを対象にした3泊4日のドライブルートや体験型・滞在型のツアー情報。パン屋や温泉、宿など旅の目的地として魅力的なスポットを紹介します。

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スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。