「木のうつわで食べたいスープ」のマガジンで紹介した6つのスープのレシピをまとめました。レシピの作り手が薦める、レシピアレンジやお気に入りの食べ方なども紹介しています。今回、教えていただいたレシピを編集部で再現して作ってみましたが、使っている材料のほとんどが身近なもの。それにジャガイモやタマネギ、カボチャなど北海道の秋冬の旬の野菜がたくさん! 分量も作りやすい量なので、ぜひ試してみてください。
「お豆の伊藤さん」こと伊藤美由紀さんのレシピ
豆の調理方法として、おすすめしたいのがスープ。季節の素材と合わせれば栄養もちゃんと補えますよ。
①カボチャのポタージュ
〈材料・4人分〉
・白いんげん豆…60g
・A:玉ねぎ(薄切り)…1個、セロリ(薄切り)…1/2本、オリーブオイル…大さじ1、塩…小さじ1/3
・ニンニク(芽を取りつぶす)…1片
・バターナッツ(タネとワタを取り薄切り)…1個orカボチャ(タネとワタを取り皮をむいて薄切り)…1/2個
・ローリエ…1枚
・ミックスナッツ…適量
・バター…40g
・粗挽き黒こしょう…少々
※豆は、いんげん豆の仲間ならなんでも。スープの色は多少悪くなるが金時豆、うずら豆でもOK。
〈作り方〉
①白いんげん豆は洗って4倍以上の水に8時間ほど浸け、シワがなくなりふっくらとするまで戻す。浸し水はとっておく。
②鍋にAを入れ、強めの中火にかけて炒め、油がまわったら蓋をして弱火にし、15分加熱する。一度かき混ぜ、にんにくをのせ、もう15分加熱する。
③②の鍋に、1の浸し水800㎖(足りなければ水を足す)、ローリエ、バターナッツ、豆を入れて強めの中火にかけ、沸騰したらアクを取り、蓋をして弱火で20分煮る。火を止め、10分蒸らす。
④豆の1/4量を取りおいてからハンディブレンダーかミキサーにかける。豆を戻して温め、味をみて足りなければ塩を足す。うつわによそい、ミックスナッツをちらしてバター1人分10gを落とし、粗挽き黒こしょうをふる。
②とら豆とかぶ・鮭のチャウダー
〈材料・4人分〉
・とら豆…40g
・生鮭切身…3切れ(甘塩鮭の切身でもよい)
・A:玉ねぎ(薄切り)…1個、セロリ(薄切り)…1/2本、オリーブオイル…大さじ1、塩…小さじ1/3
・ローリエ…1枚
・かぶ(8等分のくし切り)…2個
・牛乳…500㎖
・味噌…大さじ2
・水溶き片栗粉…適量
・かぶの葉(さっとゆでてざく切り)…適量
・こしょう…少々
※豆は、いんげん豆の仲間ならなんでも。ゆで汁ごと使うので白っぽい豆がおすすめ。
〈作り方〉
①とら豆は洗って4倍以上の水に8時間ほど浸け、シワがなくなりふっくらとするまで戻す。浸し水はとっておく。
②生鮭は軽く塩(分量外)をして30分ほどおく。※甘塩鮭には不要。
③鍋にAを入れ、強めの中火にかけて炒め、油がまわったら蓋をして弱火にし、15分加熱する。一度かき混ぜ、もう15分加熱する。
④3の鍋に、1の浸し水400㎖(足りなければ水を足す)、ローリエ、豆を入れて強めの中火にかけ、沸騰したらアクを取り、蓋をして弱火で15分煮る。かぶを入れ、再沸騰したら蓋をし、もう5分煮る。
⑤牛乳、水気をふき取り4等分に切った鮭を入れ、鮭に火が通ったら、味噌を溶き入れる。味をみて足りなければ塩をし、水溶き片栗粉でゆるいとろみをつける。うつわによそい、かぶの葉をちらしてこしょうをふる。
えづらファーム・江面陽子さんのレシピ
3種のジャガイモで作る3色のカラフルなポタージュです!
③カラフルジャガイモのポタージュ
〈材料 2人分〉
・じゃがいも…4個
・牛乳…300ml(お好みによって調整)
・玉ねぎ…1/2個
・コンソメ…適量
・塩コショウ…適量
・水…
〈作り方〉
①玉ねぎと小さく切ったじゃがいもを炒め、ひたひたの水で煮る。
②柔らかくなったらミキサーにかける。
③牛乳でのばしながら温め、コンソメと塩コショウで味を整えます。
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テトチトパ・徳光理英さんのレシピ
材料を仕込んだ後は、ただ煮込んで待つだけのレシピです。スープは多めに作り、2日間ほどかけてじわじわと食べていくのがお気に入りです♪
④鶏と阿波晩茶のスープ
〈材料 4人分〉
・鳥の手羽元…250g(4本くらい)
・大根…5cmほど
・ネギの青い部分…1束
・炒り玄米…15g
・阿波晩茶…2g強
・生姜…ひとかけ
・塩…小さじ1/2
・水…1リットル
〈スープの作り方〉
①鍋に水、手羽元、1cmほどの厚みにいちょう切りにした大根、ネギの青い部分、阿波晩茶、生姜、塩小さじ1/2 を入れ火にかける。
②沸騰したらアクをとり、炒り玄米をいれ弱火で40分コトコト煮る。
③手羽元を鍋の中でスプーンとフォークなどで押さえ身をほぐす。身離れが悪ければさらに10分ほど煮込めばほろっと取れるように。(手羽元にかぶりつきたい場合はこの工程はしなくてよい )
④最後に味をみて塩気が足りなければたす。
*水に溶いた葛粉を入れ少しとろみをつけて食べても、ご飯をいれてお粥にするのもおすすめです。
*炒り玄米の作り方*
玄米を洗って水気を切り、15分ほど玄米が茶色に色づくまでフライパン(最初3~5分は中火→弱火)で炒める。
炒り玄米は冷めてから瓶などに保存しておけば長く持ちますし、ご飯に入れて炊いたり、お茶に入れて玄米茶にしたり、栄養価が高くそのままポリポリ食べてもおいしい。災害時の非常食にもなるので、多めに作っておいておくのも良いですね。
⑤阿波晩茶の根菜スープ
〈材料 4人分〉
・人参…中1本
・大根…5㎝ほど
・玉ねぎ…中1個
・ゴボウ…15cmほど
・押麦…15g
・阿波晩茶…2g強
・水…800ml
・塩…適量
・オリーブオイル…適量
①玉ねぎは粗みじん切り、大根、人参、ゴボウは小さい角切りにする。
②深めの鍋に多めのオリーブオイルオイルを熱し、切った野菜に少し塩をふり中弱火でじっくり炒める。
③いい香りが上がり、大根や玉ねぎが透き通ったら水、阿波晩茶、押麦、を入れ強火にかける。
④沸騰したら弱火にし、蓋をして30分コトコトと煮る。
⑤味をみて塩をたし器に盛り、オリーブオイルをまわしかけていただく。
*トマトを入れて軽く煮込めばミネストローネ風の阿波晩茶のスープ、カレー粉を入れてカレーにするのもおすすめです。
自然とつながるおやつaimer・大藤杏紗さんのレシピ
油は使わず、素材本来のやさしい甘みとコクをストーブの上でゆっくり引き出します。
⑥さつまいものおやつポタージュ
〈材料 2~3人分〉
・さつまいも…1本
・玉ねぎ…1/4個
・塩麹…小さじ1(なければ塩2つまみ)
・水…200cc
・無調整豆乳(または牛乳など) …200cc
〈作り方〉
①さつまいもは皮付きのまま7〜8mm厚さの輪切りにして水にくぐらせる。玉ねぎは薄切りにする。
②厚手の鍋に玉ねぎ、さつまいも、塩麹、水を入れ、弱火てでさつまいもが柔らかくなるまで煮る。
③飾り用のさつまいもを取り出しサイコロに切っておく。残りをフードプロセッサーに流し込み、豆乳を加えてなめらかになるまで攪拌する。
④鍋で再び温め、お好みで塩を足す。うつわによそい、サイコロに切ったさつまいもをのせる。
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自然とつながるおやつaimer
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