スロウの通信販売Webサイトは、2021年4月にリニューアルオープン。その名も「北海道 スロウなお買い物 〜Slowly Snowy〜」。北の大地を優しく包み込んでいく真っ白な雪。その景色を眺めながら過ごす、ゆったりとした時間をイメージしています。オープンを記念して、ロゴカラーや雪の結晶をモチーフにした、完全オリジナルグッズを、数人の作り手の方に制作していただきました。
01.櫻井芳枝さんの雪の結晶キャンドル
栗山町の自然に囲まれた古民家で、キャンドルづくりを続ける櫻井芳枝さん。編集部も大好きなその作品はどれもシンプルで、北国らしいゆったりとした雰囲気を纏います。
「雪の結晶キャンドル」は、小さな炎が揺れ、雪の結晶のモチーフが、ほんわりと浮かび上がります。色は海、空、大地の3種類。眺めているうちに森の中に身を置いているような、静かな心地良さに包まれていました。
02.bankeiねんど小屋の雪小紋の豆皿・小皿
札幌市盤渓。地元の土を使って粘土を作り、20年以上焼き物を焼いている木村美穂子さん。豊かな盤渓の環境で育まれた感性をいかして、創作活動を続けています。
「手先を動かして、何かを作っているのが好きなんですよね」。次々とアイデアが出てきて、さまざまな模様を加えた試作を提案してくれました。完成したのは、ロゴマークがちょこんとあしらわれた豆皿。北海道の土が織りなす、柔らかな雰囲気に心がほっとします。
03.Sjunde himlen.のシンプルエプロンと巾着バッグ
自然素材を使った美しい色とシルエットの服を提案する、ヒューデヒムレン。自然が背景にあっても可愛い色。出かける時だけでなく、家で過ごす時間も心地いいデザインを心がけています。
ロゴマークに合わせて作ってくれたのは、空の色のエプロンと、海の色と大地の色の巾着バッグ。軽くて柔らかくて、ほど良いシワを楽しむことができるコットンリネンを使用しています。
04.Laugh sionの洗えるバブーシュときわ
丁寧に施された美しく緻密な刺しゅうは、すべてラフシオンの甲谷裕美さんの手によるもの。
散りばめられた雪の結晶は、満天の星にも見えます。メインモチーフはエゾマツ。刺しゅうをよく見ると、葉っぱの先にちょこんと飛び出た「新芽」を表現した部分が。自然の営みが、見事に表現されています。
05.waku waku designのAMARIGAMI GIFT slowly snowy color
印刷工場に眠っている、断裁後の紙の切れ端部分。雑誌スロウを発行するソーゴー印刷では「あまり紙」と呼んでいます。長い間日の目を見ることなく工場に積まれていたあまり紙。さまざまな色、紙質も表情豊かです。それらを正方形にカットして、デザインを施した箱に入れてみました。どんな紙の詰め合わせになったかは、届いてからのお楽しみです。
この記事の掲載号
northernstyle スロウ vol.67
「小さな菜園を持ったなら」
プロじゃなくても、農業のいろはを知らなくてもいい。思いのほか気軽に、食べ物を作る場に立つことができるのが家庭菜園。広い北海道の地で菜園を楽しむ人たちを訪ねました。