健康的な庭先たまごを食卓に〈ファームあるむ〉

編集者による偏愛商品を紹介する、「Hokkaido Report」のコーナーです。

家入

おすすめの食べ方は、ズバリ卵かけご飯。まずは塩をひとつまみ振りかけるだけで味わってみると、卵本来の味を楽しめます。﨑原家では、半熟目玉焼きにして玄米ご飯にのせ、塩でいただくのがお気に入りだそうです。

発送から3週間、生食可能です。黄身の色は、着色料によるものではなく、カボチャや青草を発酵させたサイレージに由来します。

Hokkaido report

昔ながらの庭先たまごとスモークチキンセット 4,000円

本州から移住を果たし、2012年に始めた養鶏場。きっかけになったのは、ある人から聞いた日本の食料自給率や食品廃棄問題のこと。「自分や家族、環境や周囲の人のために、これからの生き方は農業だ」。小さくても、地域に根差した循環型農業をやりたいと考えて、選んだ仕事が養鶏でした。

餌は、国産の塩以外すべて道産。自分たちの畑で育てた野菜や、酸化剤無添加の魚粉、ホタテの貝殻などを発酵させて与えます。発酵飼料が鶏の免疫力を高め、抗生剤を与える必要がないのだそう。

「ちょっとしたことで、鶏の行動や卵の質に影響が出る」と元貴さん。そうした変化に敏感なのは消費者も同様で、成果は卵の配達注文数やリピート率にも表れています。お使い物にしたいという要望も受けるようになりました。些細な手間を惜しまず、真摯に積み重ねてきたからこその結果です。

あるむの卵は、適度に殻が固く、割ると黄身と白身がしっかり盛り上がっています。このたんぱく質(白身)には、黄身を細菌などから守る役割も。卵を割ると、横に広がることなくしっかりと留まる白身。黄身を箸でつまんで持ち上げることができるくらい、鮮度抜群です。循環型の小さな暮らしから生まれる卵は、食べることの素直な歓びを感じさせてくれるのです。

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スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。