Uターンした、大好きな町で。〈ケータのケータリング〉

離れれば離れるほど、地元というのは心の中で大きくなっていくもの。矢内啓太さんにとって、下川町はそういう存在でした。地元が盛り上がりを見せていることをきっかけに、下川町へUターン。多くの思いを持った移住者たちと同じように、自分も夢を叶えたい。そしてオープンしたのが、総菜や弁当を販売する「ケータのケータリング」。今の時世も相まって、すでになくてはならないお店になっているようです。(取材時期/2019年12月)

Shop Data

ケータのケータリング
住所 下川町共栄町67
電話番号 090-7514-6616
営業時間
10:00~14:00、17:30~19:00(売り切れ次第終了)
定休日 日曜日・祝日
URL https://note.com/jam0ji3

移住者で盛り上がる地元を見て、沸き起こる思い

待ちに待った下川町の夏。中心部を囲む周囲の低山は、きっと鮮やかな緑に彩られていることでしょう。今回の「下川町便り」は、実際に訪れず遠隔地から取材を試みました。遠くにいても、インターネットで様子を窺える現代。よく目にしたのは、6月にオープンした「ケータのケータリング」という総菜や弁当のお店の評判です。

店主の矢内啓太さんは、下川町出身。進学で札幌市へ出て、8年前にUターンで帰ってきました。下川町独自の取り組みが話題になり始めたのは、ここ数年のこと。目的を持ってやってくる移住者と話すたび、「刺激を受ける半分、小さな焦りを感じることもあった」と言います。

自分は何をやりたいのか。「好きな飲食と接客を組み合わせて、大好きな地元の経済循環に貢献したい」。町内有志の勉強会「森の寺子屋」に参加し構想を重ね、出てきたのが「なるべく町内の食材を使ったケータリングの店」でした。特産品の下川トマトやしいたけ、旬の露地栽培のアスパラ、「たのしも菜園クラブ」で育てた葉物野菜。それらを使った家庭料理の温かさを感じられる総菜を提供しています。紙製の容器を用いたり、容器持参で割引を実施したりと下川町らしいエコへの配慮も忘れません。

図らずもこの時期の開店となり、心待ちにしている人もきっと多かったことでしょう。「誰かの毎日の楽しみになれば」と啓太さん。「新規オープン」の文字は、明るい光となって下川町民の心を照らしています。

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この記事の掲載号

northernstyle スロウ vol.64
「手紙に添えて」

コロナ禍を受けて。届けたい足元の豊かさ、今、変わらない思い、気づいたこと、考えたこと。変えていこうとしていることを綴った手紙。

この記事を書いた人

スロウ日和編集部

スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。