「たい焼き球ちゃん」を営む山口さんが、町に馴染んでいる謎を探して

2020年11月、下川町のメインストリートに鯛焼き屋がオープンしました。店主は、昨年関東から移住してきたばかりの山口豊生(とよお)さん。居住歴わずか1年。それなのに、豊生さんはどうしてそんなに町に馴染んでいるのでしょう? 密着してその秘密を探りました。(取材時期/2020年10月)

Shop Data

たい焼き球ちゃん
住所 下川町旭町9
電話番号 090-8368-6894
営業時間 12:00〜売り切れ次第終了
定休日 不定休
URL https://sogo-printing.com
好きな音楽 サイケデリックトランス

受け取り口は通路側にある。旗が目印です。

理由①鯛焼き屋をやっている

「馴染んでいるのは、鯛焼き屋だからじゃないですか?」と、密着スタートから早々に真実を突いてきた豊生さん。鯛焼きを買いに来るのは、建築現場作業員や主婦などさまざま。いろんな人の日常に入り込むものを作っているからこそ、誰より町に馴染んで見えるのかもしれません。

「ヒゲが生えてるからじゃないですか?」と、冗談を言う豊生さん。

理由②元大工のスキルを活かす

豊生さんの前職は大工。そのスキルを活かして、週に一度友人の家の改装を手伝っているそうです。得意なことやできることを伝え、力を発揮することは、人の数が少ない小さな町に溶け込むために重要なことなのでしょう。

仕込みで一番大変なのは、自家製のあんこを作ること。

理由③会話にひと言添える

買いに来てくれるお客さんとは、必要な会話のほかにも必ず挨拶や天気の話題、何げない日常会話を添えるという豊生さん。そうすることで、「以前よりずっと近所の人と仲良くなれた気がする」と語ります。

まとめ 鯛焼き屋は、豊生さんが自分らしく生きていける場所

「深く考えず、成り行きで選んだ」という鯛焼き屋。豊生さんの、フランクで壁を感じさせない飄々とした人となりは、鯛焼きの「世代を超えて愛される」という特徴となんとなく近しく思えました。「馴染んでいる」ように見える秘密。それは、自分と生み出すものとが無理なくつながっていること。自分らしく生きる秘訣を、教えてもらった気がします。

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この記事の掲載号

northernstyle スロウ vol.67
「小さな菜園を持ったなら」

プロじゃなくても、農業のいろはを知らなくてもいい。思いのほか気軽に、食べ物を作る場に立つことができるのが家庭菜園。広い北海道の地で菜園を楽しむ人たちを訪ねました。

この記事を書いた人

スロウ日和編集部

スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。