オホーツクの海と、太陽と、健康的な料理を味わうカフェ

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道東、オホーツクのカフェ。海と太陽の恵みをいっぱいに受け取った地元の食材をメインに使った栄養満点のランチや、アルミニウムフリーなどこだわり素材のスイーツを味わえます。周囲は山に囲まれていて、季節ごとに変化する景色も必見です。店主夫妻の人柄が伝わるセレクト雑貨を販売するスペース、「&(アンド)」も、のぞいてみてください。

Shop Data

Salt&Sun(ソルトアンドサン)
住所 網走市海岸町5-1-4
電話番号 080-6094-0003
営業時間 10:30~16:00(L.O.15:00)
定休日 月・土・日曜、祝日 ※不定休あり
URL Instagram:@salt.and.sun
スロウ日和編集者の好きな過ごし方 夏限定のテラス席でゆったりすること。

日替わりの『ランチプレート』。この日のメインは網走町産大豆のチリンドロンライス。斜里町大森農園のジャガイモのビシソワーズと、ニンジンを使ったゼリー付き。

エネルギーたっぷりの店主と料理

新鮮な空気が流れている店。入るなり、そのことにまず驚いた。ポジティブで、フレッシュ。それでいて、なんだか心は落ち着くよう。網走の海が見える大きな窓に面したカウンター席には、かぎ針を持って編み物をする女性や、談笑する男女、本を読む青年が静かに座っている。そこにあるのは、それぞれの好きなことを、互いに尊重し合っている空気。

建物は比較的新しいが、アンティークの椅子と机が不思議とマッチしている。それもそのはず。この場所は店主の川内かおりさんと夫の剛さんが、10年かけてイチから2人で作り上げた夢の城なのだ。
 
4人の子どもを育てつつ、カフェを営むかおりさん。子どもに食べさせたくないものは提供したくないからと、添加物をほとんど使わず、できるだけ知り合いの農家や産直市場から買ったオホーツク産の食材を用いて料理を作っている。

「カフェも子育ても、絶対に手を抜きたくないんです」。そのエネルギーの源は、一体何なのだろう。「おいしい料理を食べることかな」と、満面の笑みのかおりさん。そんな彼女が作る料理だからだろうか。食べるとみるみる、身体に力がみなぎってくる。「せっかく店に来てもらったんだから、私からエネルギーをチャージしてもらって、少しでも笑顔になって帰ってもらいたいんです」。

ここは、あなたにとっての大切な居場所

かおりさんがカフェを開きたいという夢を持ったのは、思春期の辛い経験がきっかけだった。いじめや不登校、親の離婚。まだ若かったかおりさんに襲いかかった、人生のさまざまな困難。「自分の居場所がほしい」。それこそがカフェを開く目的だった。カフェを開くことだけを夢見て生きてきた36年間。「だから今、やっと呼吸ができているような、そんな感じです」。

今では開店直後に満席になることもあるほどの人気店になった、ソルトアンドサン。いつかの少女が望んだこの場所は、この店を愛する人々にとっても、かけがえのない居場所になっている。

1階にはかおりさんと剛さんがこだわってセレクトした雑貨を販売するスペース、「&(アンド)」も。本誌でもお馴染みの作家の作品や古道具、こだわりの手作り惣菜が並ぶ。

(取材時期 2019年7月25日)

かおりさん

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この記事の掲載号

northernstyle スロウ vol.60
「継ぎたいものは、何ですか?」

創刊15周年を迎えた60号。歴史的建造物やアイヌ民族の家庭料理など。彼らは何に価値を見出し、どんな思いで「継いで」きたのだろう。

この記事を書いた人

石田まき

石田まき

スロウ日和編集長。ライター兼カメラマン。初めて訪れた北海道で、空の広さに一目ぼれ。言葉と写真の両方でこの地の豊かさを伝えるため、九州から移住。ホタテが大好物。