太四郎の森のティータイム〈スロウなツアー〉

十勝の南端、広尾町。間近に海を控えた所にある太四郎の森は、泉幸弘さんが自らのルーツを追い求めるうちに辿り着き、たった一人で造り上げた場所です。森の至る所から湧き出る泉は小川となり、その流れに沿うように春から初秋にかけ、さまざまな野花が咲き誇ります。泉さんと共に森を歩いた後、清流の水を汲み、東屋で野点を楽しむとっておきの時間へご案内します。お茶の先生は家常和(いえつねわこ)さん。作法がわからなくても大丈夫。かしこまらない雰囲気の中で一つひとつ教えてもらいながら、心ゆくまで森での時間を過ごしましょう。

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太四郎の森のティータイム
集合場所 4月中旬~9月中旬
時間 9:30〜12:00

料金 5,500円/人
催行人数 1〜10名(中学生以上対象、乳幼児は保護者の同伴で可)
行程 森歩き→野点
予約はコチラ
https://slow-life-hokkaido.com/ja/tour/tashiro-no-mori-outdoor-tea-ceremony/
※2020年10月に体験希望の方はお問い合わせください。
※清流の水を汲んで淹れたコーヒーとお菓子を味わえるプランもあります。

たったひとりで造り上げた花咲く森

泉幸洋さん。アンティーク雑貨店の店主を経て、広尾の森へ。

泉幸洋さんに出会って以来、春夏秋冬、晴れの日も雪の日も太四郎の森へ通っています。どんな日も泉さんが決まって言うのは、「とにかく、花の時期の森を見てほしいんです」という台詞。30年間ほどかけて、たった一人で森を拓き、野草の種を蒔き続けてきた泉さん。森の名前は、泉さんの曾祖父の名前から取って名付けました。森が野花であふれる春から初夏は、泉さんが心待ちにしている季節です。春になると「眠っていられなくて」と、まだ当たりが薄暗いうちから外にでて花々の姿を愛でています。

野花が咲き誇る春はもちろんですが、緑が生い茂る夏、葉が色づく秋、静かな静かな冬、どの季節に訪れてもそれぞれの良さがあります。泉さんの森に対するひたむきな思いに耳を傾ける時間こそが、きっとこの森を訪れる醍醐味。森の中にある茅葺屋根の東屋も、泉さんが手づくりしたもの。「一人だから時間はかかるけど、ゆっくりやっていけばできないことなんて、ないんですよ」と教えてくれました。泉さんの言葉と森を流れる小川の音に包まれながら森を歩けば、たちまち心が癒やされていくでしょう。

4月上旬、エゾノリュウキンカが咲き始めていました。
冬の太四郎の森。小川は凍ることなく流れています。

呼吸が深くなる野点の時間

散策の後は清流を汲み、東屋で野点(のだて)を楽しみます。お茶会の先生は、日本の山で育った「自然茶(じねんちゃ)」を点てる、家常和(いえつねわこ)さん。朗らかな笑顔で、お茶の作法を教えてくれます。かしこまらず、穏やかに会話を楽しみながら、野点の時間と目の前に広がる森の姿を心ゆくまでお楽しみください。

この記事を書いた人

スロウ日和編集部

スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。