たつかーむのたまご屋さんのチキンカレー

カフェで大人気の「オムレツのっけ」も自宅で再現できます。

壮瞥町のたつかーむは、「循環」をテーマにした壮瞥町立香地区の畑作と養鶏の農場です。障がいの有無に関係なく、誰もが自立するための場所として設立されました。畑で育てた大豆は鶏のエサに、鶏糞は畑の肥料に。併設されたカフェでは、チキンカレーや卵を使ったメニューが楽しめます(2021年6月現在休業中)。カフェの人気メニューをそのままレトルトパックにした「たまご屋さんのチキンカレー」は、忙しい日の心強い味方です。

Shop Data

たつかーむ
住所 壮瞥町立香92-12
URL https://www.tatukam.jp

農場内にあるカフェ。2016年にオープンしました。

「循環」をキーワードに、自然のままに。

壮瞥町の立香(たつか)地区で養鶏や畑作を営む、合同会社農場たつかーむ。代表社員の高野律雄さんによると、ここは「循環」をひとつのキーワードとして成り立っている場所。

東京で福祉関連の職に就いていた高野さんは30年ほど前にこの地に移住、「障がいをもつ者もそうでない者も、共に自立するための場づくり」を志し、夫婦で養鶏と畑作を営む農場を設立しました。

たまごCafeの店長、サントス若生実さん。


畑で育てた大豆などを鶏のエサにし、鶏糞は畑の肥料に。そんな農業としての循環と、加工して流通させることでの雇用創出、そして付加価値の提供と利益の還元という、経済の循環を創り出す農場です。

たつかーむでは養鶏を始めた頃からずっと平飼いを貫いています。

カフェの人気メニューがそのままレトルトパックに。

雇用と経済の循環のため、さまざまな加工品も手がけるたつかーむ。中でも注目したいのは農場内のカフェの定番メニューである親鶏を使った北インド風チキンカレーです。

12種類のスパイスと北海道産玉ねぎが生み出す濃厚なコクが人気の秘密。店長のサントス若生実さんは、「家庭料理にこそその土地(国)のほんとうの魅力が感じられる気がするから」と、世界各国の「現地の母の味」を学び、日本の家庭料理の良さと融合させるような味づくりに努めているのだそうです。

無類のカレー好きはもちろんのこと、たつかーむの思いに共感するすべての人に味わってもらいたいチキンカレーです。

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スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。