1日1組限定。たまの贅沢に身を委ねるとき〈WAKKANUPURI〉

屈斜路湖畔の別荘地にあるワッカヌプリは、水(ワッカ)と山(ヌプリ)の自然の力のもとで、1日1組限定でもてなしています。洋室と和室それぞれに源泉かけ流しの温泉があり、内湯からも屈斜路湖が見えるロケーション。

薪ストーブにゆらめく炎を眺めながらワイングラスを傾けても良し。早朝クルージングしながら湖上で朝ごはんをいただいたり、囲炉裏でコーヒーの焙煎体験ができるオプションも。静寂で特別なひとときを過ごせる宿です。

Shop Data

WAKKANUPURI(ワッカヌプリ)
住所 弟子屈町サワンチサップ6-8
電話番号 015-486-7271
URL https://wakkanupuri.com
宿泊料金 1泊2食付 39,600円~/人(平日、2名利用価格)※その他プランあり

1組だけが自然と宿を満喫できる

1日1組限定。この言葉には、どうしようもなく心を浮き立たせる力がある。弟子屈町の北側、アイヌ語に由来するサワンチサップという地名を冠する地区にある、ワッカヌプリ。「ワッカ=水」、「ヌプリ=山」。地名同様のアイヌ語にちなんだ意味を当てた小さな宿だ。

温泉街から少し離れた静かな別荘地の一角に建つ、シンプルな黒壁の建物。屈斜路湖に面して設けられた大きな窓の先には、宿の名の通り、「水」、そして「山」。思わず「手つかずの自然」と表現したくなるほどに人工物のない環境は、外界から切り離された空間のよう。宿泊者のためのプライベートスペースは建物の中だけに留まらず、湖へ続く森の小道や、その途中に設けられた露天風呂、さらには湖畔の砂地までが宿泊者以外立ち入り禁止とされている。

東京から念願の移住を果たし、宿を開業

オーナーの島津友美さんは長く東京で暮らしていたが、釣り好きの夫の影響もあり、弟子屈には何度も旅行で訪れていたという。いつかは移住をとの念願を5年前に叶え、現在宿の近くにある自宅に暮らしながら宿泊客を受け入れている。「私たちが体験してきたすばらしい弟子屈の自然を、たくさんの人に知ってもらいたいと思っています」。

2階建ての建物の1階には、和室と洋室がひと部屋ずつ。2階は囲炉裏や暖炉のあるリラックススペースだ。どの窓からも屈斜路湖が望め、夏は生い茂る緑、冬は真っ白に結氷した湖面が姿を表す。宿泊のオプションにはカヌーや小型ボートでのクルージング、釣りやサイクリングなどさまざまな体験アクティビティが用意されている。中には、早朝クルージングしながら湖上で朝ご飯をいただくという贅沢なプランや、囲炉裏でコーヒーの焙煎を体験できるプランも。

島津さん

「スロウ日和をみた」で、秘密の絶景スポットを教えます。

この記事の掲載号

スロウな旅北海道⑩

北海道で暮らす私たちが思う「心豊かになれる旅」を提案。全道エリアを対象にした3泊4日のドライブルートや体験型・滞在型のツアー情報。パン屋や温泉、宿など旅の目的地として魅力的なスポットを紹介します。

この記事を書いた人

アバター画像

スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。