甘い香りを上富良野から〈道産素材たっぷり花七曜の焼き菓子〉

編集者が商品を紹介する、「Hokkaido Report」のコーナーです。

猿渡

お気に入りは「井上さんの牡丹そばメレンゲクッキー」。今では珍しくなった、富良野の牡丹そばを使っています。さくさくと何個でも食べられそうな軽い口当たりが印象深いです。おうち時間を彩る焼き菓子たちは、おいしいコーヒーと一緒にいただきたいですね。

手前左から時計回りに、江花珈琲うずまきクッキー、広島県産レモンのマドレーヌ、井上さんの牡丹そばメレンゲクッキー、二宮さんのブラッドオレンジケイク。

Hokkaido report

花七曜の季節のケーキ 3,564円

上富良野町から、季節の花々の香りを手づくりのリースと共に届けてくれる花七曜。雑誌スロウでは、オーナーの松本真弓さんが作る花にまつわる雑貨のイメージが強いのですが、実はカフェで提供されるケーキやタルトも抜群においしいのです。

焼き菓子を担当するのは松本さんの娘である実桜さん。四季や自然の移ろいを大切にする精神は変わることなく、地元で採れた野菜や果物をたっぷりと使った、じんわりと沁みる味わいのお菓子を焼き上げます。

「ここに来ないと食べられなかった味を、もっと多くの人に楽しんでもらいたくて」。たとえば寒いの冬の日は、花七曜に至る道は雪に閉ざされ、カフェの営業はできません。けれど通販があれば、いつでもお店の味を届けられる。冬の間、雪に埋もれた工房では、隣の農家さんの育てた野菜とたくさんのドライフラワーを前にして、松本さん親子が創作活動に勤しんでいるに違いありません。

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猿渡亜美

剣山がきれいに見える十勝の山奥で、牛と猫とキツネと一緒に育ちました。やると決めたらグングン進んでいくタイプ。明治以降の歴史や伝統に心を揺さぶられ続けています。