編集者が語る、北海道作家のキャンドル

実は数年前まで、キャンドルを灯す習慣はまったくありませんでした。取材や撮影でいただいたものを灯してみて、火の揺らめきを見ながら作り手の思いに触れることで、少しずつキャンドルを好きになっていったんです。今では毎晩のように、寝る前に灯して、お気に入りのライティングデスクで日記を書いています。心がシンと静まって、時間の流れがゆっくりになって。炎の向こうに、ほんの少しだけ正直な自分が見えてくる。そんなキャンドルの魅力に気づかせてくれた、北海道のキャンドル作家を紹介します。

Candle Data

櫻井芳枝さんの白樺キャンドル 円柱 4,180円

スロウ日和編集部

2021年こそ、絶対に買います。
部屋に居ながら、森の中にいるような気分が味わえる白樺キャンドル。内側のキャンドルを使い終わったら足してくれるサービスがあるのが、とってもうれしいです。実は私、撮影で何度も見たこのキャンドル、まだ迎えていないんです…。櫻井さんのキャンドルショップへ行って、たくさんある種類の中からこれ!という形を選びたくって。2021年、なにやら新しいことを始める噂も聞いたので、春になったら遊びに行くと決めています。

蝋燭の内側から放たれる優しい光が、枝のシルエットを浮かび上がらせ、冬の森の静かな夜に、小さなたき火を囲んでいるようです。材料にする白樺の小枝は、櫻井さんの近所の公園や庭の手入れで伐った枝から分けてもらっているもの。 蝋燭の外側は溶けずに残るので、小枝に火が点くことはありません。

小さな炎をゆっくりと

さらに櫻井さんは、できるだけゆっくりと蝋燭の魅力を味わえるようにという願いから、ロウの素材や芯にもこだわっています。白樺キャンドル円注ほどの大きさなら、3 時間経っても 1 センチほどしか溶けず、長い時間楽しむことができるのです。

購入できます!

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lämpöの森の中のキャンドル 2,700円

スロウ日和編集部

贈りやすく、気軽に灯せて、かわいく楽しい。

灯りも心なしか黄色っぽく、甘い香りがふわんと漂う蜜蝋キャンドルが大好きです。小さくていろんな形が入っているので、灯すのが楽しい。美幌町の森音という雑貨店で買った鉄製のお皿に、小さいキャンドル3つを一緒に置いて、一斉に灯して贅沢に楽しみます。キャンドル灯してホットワインでもあったらもう…冬はそれだけで大満足です。

昔から、働き者の代名詞にもなるミツバチ。花から花へと飛び回り受粉を手伝ってくれるおかげで、私たちの食卓にはおいしい作物が並ぶのです。そんなミツバチの生活環境を、少しずつ破壊してきた私たち人間。今、世界中でミツバチが減少しつつあるのだそうです。蜜蝋キャンドルを作る「lämpö」は、ミツバチを取り巻く環境を知ってほしいというメッセージも伝えています。

今宵は、蜜蝋の優しい灯と共に

クリスマスの贈り物にも最適な「lämpö」の蜜蝋キャンドル。「森の中キャンドル」のセットには、蜂の巣型やマーガレット型、はりねずみ型など、4アイテムが入ったとても楽しいセットです。大切な人と、蜜蝋の優しい灯を眺めながらじっくり語り合ってみる。そんな時間を過ごすのも素敵です。

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フプの森のファイヤーウッドキャンドル シングル 2,200円

スロウ日和編集部

贅沢タイムに使いたい、こだわり詰まったキャンドル

まるで、薪ストーブに火を灯しているようなこの形、たゆまぬ製造開発のたまものなんだそうです。ポイントは、トドマツの木肌と芯を表現した2層構造。さらにこの形は、実際に下川町の森に生えたトドマツから木型をとったと聞きました。下川町のトドマツの精油が入っていて、内側のキャンドルの原料は蜜蝋です。そこまでこだわられたキャンドルの灯りが、響かないわけがないですよね‥。香りを楽しみたいので、風呂で少しずーつ焚くのが好きです。小林秀雄とか、ちょっと難しい本を読みたくなりますね。

森林からの恵

木を植え、育て、使って、また植える。森林を守り、活かすことに力を入れてきた下川町。フプの森の商品づくりもその輪の中にあります。森と人との営みから生まれる香りは、せわしなく過ごす毎日の中に、少しだけ肩の力が抜けた心安らぐ時間を与えてくれます。キャンドルに火を灯し、揺らぐ炎に抱かれて夢見る。深く穏やかな眠りに誘います。

薪をかたどったアロマキャンドル

トドマツの爽やかな香りと柑橘系のほのかな甘い香りがブレンドされた「スプリングエフェメラル」。清涼で霧がかった幻想的な森を表現した「ライケン」。シングル(1本入り)です。

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この記事の掲載号

northernstyle スロウ vol.58
「キャンドルに灯す思い」

美しく豊かなキャンドルのある暮らし。炎のきらめきを見つめれば、次第に心が凪いでいくのを感じられる。

この記事を書いた人

スロウ日和編集部

スロウ日和編集部

好みも、趣味もそれぞれの編集部メンバー。共通しているのは、北海道が大好きだという思いです。北海道中を走り回って見つけた、とっておきの寄り道情報をおすそ分けしていきます。